メカニズム：体が活動している時は交感神経が、睡眠に入ると副交感神経が働きます。しかし、この二つの神経支配の切り替えがうまくいかないと不眠の症状があらわれます。また、眠る時には脳の松果体というところからメラトニンというホルモンが分泌しますが、このメラトニンが不足すると寝付けない症状があらわれます。不眠が習慣化することを不眠症といいます。不眠の原因はいろいろありますが、その多くのものはストレス性といわれています。他に老人性のものや精神障害が原因となっていることもあります。不眠のタイプには、寝つきの悪い入眠障害、眠りの浅い熟睡障害、朝早く目の覚める早朝覚醒があります。

不眠解消のためのアドバイス：イライラやストレスが原因の時は、気持ちをリラックスさせるためにビタミンB6やマグネシウムが効果的といわれています。またビタミンB12は睡眠、覚醒リズムを整える働きがあります。老人性、高齢者の不眠は日常活動がおだやかなために起こることが多いので、日常活動を少し活発にするといいでしょう。精神障害のある不眠は精神科の医師に相談する事をおすすめします。

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