メカニズム：月経は卵巣から分泌される性ホルモンの働きによっておこります。排卵の前は卵胞ホルモン、排卵後は黄体ホルモンが分泌されます。これらのホルモンの作用によって、子宮内膜は厚くなり、受精卵が着床しやすいよう準備を整えますが、排卵後に受精が行われなければ、黄体ホルモンの分泌は止まり子宮内膜がはがれて出血がおこり、体外に排出されます。これが月経のしくみです。生理痛は、子宮内膜がはがれて出血がおこるときに子宮が血液を押し出そうとして収縮する為におこる痛みの事です。生理不順は、不規則な周期でおこる月経で、女性ホルモン分泌の乱れでおこるといわれています。女性ホルモンは非常に敏感なホルモンでストレスや環境の変化、急激なダイエット、冷えなどで影響をうけて周期がみだれます。

改善のためのアドバイス：血液の循環やホルモンバランスを整えると症状を緩和できます。血液循環をよくするには、鉄、銅、亜鉛、ビタミンE等がいいでしょう。ビタミンEには生理痛を和らげる働きもあるといわれています。ホルモンバランスを整えるにはイソフラボン、ビタミンB6、カルシウムがいいでしょう。

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